修了生の声

藤澤 一貴(ファイナンスプログラム・2020年度修了)

信金中央金庫 市場営業部勤務

ファイナンスプログラムを修了し、実感しているのは、実務に直結した内容を習得することができたということです。本プログラムでは主に、各教員による講義と学生自らが主体的に行うゼミ・修士論文作成の2つがあります。前者については、確率解析等の金融工学の基本となる分野から始まり、個別の専門分野の講義を受講することで基礎的な部分から各専門分野について学んでいくことができま
す。これらの専門分野については、実務で取り扱っている問題とリンクした内容のものが多いことから、これまで背景を理解せずに行っていた業務の理論的背景を把握することができました。特に、私の場合デリバティブとプログラミングについて、重点的に学びたいと考えていましたが、デリバティブについては基本的なオプション理論、金利モデル、クレジットデリバティブ、上級オプション理論
という風にデリバティブの分野ごとに講義が用意されており、デリバティブについて理解を深めることができました。他の専門分野であるリスク管理等の分野についても充実した講義が用意されており、各分野について、ここまで細分化された講義があるのは本学だけだと思います。また、プログラミングについても、複数の講義が用意されており、非常に充実していると思います。
それらの講義に加えて学生自らが主体的に行うゼミ・修士論文作成ではさらに実務面で活用できる知見を身に着けることができたと実感しています。特に、修士論文の作成においては、自らが研究したいテーマを設定し、そのテーマについて各教員の方々との個別のディスカッションを通じて、1年間かけて作成することになります。私の場合、実務と直結した内容を研究テーマにしたことから、この修士論文作成の過程で身に着けた分析手法がそのまま実務に活かせることができました。加えて、本プログラムでは少人数教育という点に特徴があり、1人当たりの学生に対する教員の方の数が多く、綿密な指導を受けることができました。特に、本プログラムにはデリバティブや数値計算手法に精通した教員の方々がいらっしゃったことから、プログラミングの実装方法について実務的な側面も踏まえた知見を得ることができました。また、講義やゼミを通じて得た同級生や教員の方々とのネットワークは、今後の大きな財産になると思います。

松尾 竜悟(ファイナンスプログラム・2020年度修了)

りそな銀行 リスク統括部 金融テクノロジーグループ勤務

私が所属するリスク管理部署では高度なファイナンス・金融工学の知識が必要不可欠です。現部署へ配属されるまで銀行の支店業務経験が長かった私にとってはそれら知識の早期習得が課題であったため、ファイナンス分野に特化した本プログラムに入学することを決めました。
本プログラムにはファイナンスに関して幅広く学べる講義がたくさんあり、様々な理論を学べるのは勿論ですが、実務経験者の先生も多く、仕事での課題解決のヒントを得ることができました。また、修士論文執筆に係る研究では指導教員による適切な助言を頂き、進むべき方向性が明確になったことで、途中で挫折することなく研究が進められました。修士論文の執筆は容易なことではありませんでしたが、修士論文が完成したときには普段の生活では味わえない達成感を得ることができました。各分野に精通した先生方の考え方に触れ、身近にアドバイスを受けられることは大変貴重なことだと感じています。また、様々なバックグラウンドを持つ学生とコミュニケーションが取れるため、普段あまり知ることのない他業種の興味深い話が聞けたりもします。
2年間の本プログラムの経験により私自身、知識面や精神面で大きく成長したことを実感しています。今後、実務の現場で複雑な問題に直面した際には本プログラムで経験したことが必ず活きてくると信じています。