修了生の声

松井 亮太(博士後期課程・2020年度修了)

山梨県立大学国際政策学部 専任講師(執筆当時)

私は都内の企業に勤めながら2014 年に首都大学東京(当時)のビジネススクールに入学しました。入学当初は博士後期課程に進学することを全く考えていませんでしたが、長瀬勝彦先生の「意思決定論」の授業を受講して、意思決定論の奥深さと面白さに魅了され、博士後期課程に進学することを真剣に考えるようになりました。博士後期課程に進学する目的は人によって様々だと思いますが、私は意思決定の分野で大学教員になることを目標として博士後期課程への進学を決めました。しかし、私のようにある程度の年齢に達していて、かつ、家族がいる場合は、仕事を辞めて博士後期課程に進学するのはあまりにもリスクが大きいと思います。そのような家族持ちの社会人にとって、長期履修制度などを利用して働きながら通うことができる本学の博士後期課程は大変魅力的なプログラムでしょう。実際、学内には私と同じように働きながら博士号取得と大学教員へのキャリアパスを目指している社会人学生が何人もいました。そのような仲間達と情報交換しながら切磋琢磨できる環境は、他の大学に見られない大きな特徴だと思います。

本学の博士後期課程における最大の魅力は、何と言っても高い専門性に加えて思いやりに満ちた先生方の存在でしょう。博士後期課程では、学会発表や論文投稿など様々なことに挑戦していくことになりますが、挑戦がうまくいかなかった時でも、いつも先生方は何をどのように改善すべきか的確に助言してくれました。私が博士号を取得して大学教員のキャリアパスを切り開くことができたのは、指導教員の長瀬勝彦先生をはじめ、色々な形でご指導とご助言をしてくださった先生方のおかげです。

私は、本学のビジネススクールと博士後期課程を選んで本当に良かったと心から思っています。みなさんも本学の博士後期課程に進学して、魅力的な先生方や仲間と出会えば、同じ思いを抱くはずです。そのような出会いは、きっと人生においてかけがえのない財産になるでしょう。