経営学プログラム(MBA)

プログラムディレクターメッセージ

変革と創造をリードする
高度経営人材の輩出に向けて

東京都立大学大学院 経営学研究科
経営学プログラム(MBA)ディレクター
松田 千恵子

経営学プログラム(Master of Business Administration, MBA プログラム)は、2003年4月、社会人を主な対象として都庁キャンパスに設置された高度専門職業人養成プログラムに端を発します。2016年に丸の内サテライトキャンパスに移転、2018年から現在の名称となり、内容の充実を遂げつつ今日に至っています。

近年、世界経済・社会の不確実性・複雑性はますます拡大し、企業や公共部門のマネジメントを担う人材には従来にも増して高度な知識と思考力を兼ね備えることが求められています。こうした環境の変化に対応し、本プログラムでは四半世紀近くにわたって、ビジネス環境を緻密に分析し経営戦略を立案する能力、組織や制度を設計し変革する能力、そしてビジョンと高い志を兼ね備えて果断に意思決定できるマインドをもつ多くのビジネスパーソンを社会に送り出しています。

本プログラムの大きな特徴は、第一線の研究者でもある専任教員を中心にした高度な少人数教育にあります。単なるノウハウを教えるのではなく、最先端の研究成果を踏まえたマネジメントの本質に迫る授業が数多く提供され、自ら学び考える力が身につきます。本プログラムの修了には修士論文もしくは課題研究論文が必須であることも特徴の一つです。論文の執筆には総合的な思考力が問われ、並大抵のことではありません。しかし、本人の努力と教員の密度の高い指導により、多くの方が優れた論文を完成させ、その成果を実務に還元したり、更なる研究を積み重ねたりしています。

授業は丸の内サテライトキャンパスで、平日夜間及び土曜日に開講されます。同キャンパスは、交通至便な立地と最新の設備を備え、優れた教育・研究環境の中で存分に学ぶことができます。主体的に問題を発見し、課題解決力を磨きたいという意欲をもつ方々が経営学プログラムに入学され、2年間の研鑽の後にMBAを取得されて、社会や自己に新たな価値を創造できる高度な経営人材として更に高く羽ばたかれることを期待しています。