シンポジウム「社会人教養としての経済史」の開催

【経済学プログラム(MEc)】シンポジウム「社会人教養としての経済史」

首都大学東京では,2018年4月より大学院教育として経済学プログラム(修士)を開始,社会人も学べるよう,主として,丸の内サテライトキャンパスで夜間・土日に授業を開講しています。今年度は,経済学プログラム内「経済史プロジェクト」による「金融と歴史」をテーマとしたシンポジウムをおこないます。

日時:2018年11月23日(金・祝)
14:30~17:00 (14:00 開場)

場所AP東京丸の内?
千代田区丸の内1丁目1-3 日本生命丸の内ガーデンタワー3階

申込み:入場は無料。事前の参加登録が必要です(定員100名・先着順)
※定員に達しましたので、参加申し込みを締め切りました。
 またの機会にお申込みくださいますようお願いいたします。

講演1:高槻 泰郎 氏(神戸大学経済経営研究所・准教授)

「江戸時代大坂の金融市場 ー大名の資金調達を素材にー」

講演2:鎮目 雅人 氏(早稲田大学政治経済学術院・教授)

「近代日本と中央銀行」

(講演1要旨)
江戸時代最大の金融市場であった大坂を対象に,当時最大の資金需要主体であった大名による資金調達に着目し,それを支えた金融システムについて紹介する。数ある大名の資金調達手段の内,ここでは,(1)不特定多数の相手から資金を集める方法と,(2)特定の商人と長期的な関係を構築して融資を受ける方法の2つを取り上げる。(1)の類型を現代に求めるならば株式・社債市場であり,(2)の類型はリレーションシップバンキング・シンジケートローンである。
(講演2要旨)
1882(明治15)年に日本の中央銀行として設立された日本銀行の歴史について,幕末開港以降の近代日本経済の変容と,その中で日本銀行が果してきた役割の変遷に着目して振り返る。  

*シンポジウムの詳細につきましては,リーフレットPDF もご参照下さい。