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労働組合の危機

こんにちは。宮本ゼミ3期生の竹内就人です。

突然ですがみなさんは職場の労働環境に不満がある時どうしますか?(これから就職する方は将来そんな状況に陥った場合を想像してみてください。)

我慢をする。直接上司に交渉する。様々な回答があると思います。

では、心身ともに耐えきれなくなったら?自分だけの力では会社がとりあってくれなかったら?そんな時、よりスムーズに労働環境の向上につなげられる手段としてあげられるのが労働組合です。

しかし、昨今の日本ではその労働組合の組織率が低下の一途を辿っています。一体なぜでしょうか?

まず、新規産業の増加や雇用形態の変化(女性労働者の増加、パートタイム労働者の増加など)に合った形の組合結成が追いついていないことが挙げられます。金銭的に余裕のないパートタイム労働者が組合費を払えずに参加できなかったり、そもそもパートタイムの方は参加できない規定がある組合もあったりします。

また、日本は企業別労働組合という形を主流にとっているため、転職する際には組合も新たに入り直さなければいけません。そのため近年の転職増加によって組合に参加する人が減ってしまったのです。

対してアメリカでは労働組合の活動が活発化しています。

大きな例として先日、Amazon社やAlphabet社に続きApple社で初の労働組合が結成されました。これまでは組合の動きが見られなかったIT企業でのこのようなニュースによってアメリカ人労働者の組合意識が高まっています。

また、アメリカでは日本と違い産業別労働組合が主流です。よって未だ組織率は日本の3分の2程度ですが今後上がっていくことが予想されます。

では、日本は組合組織率をどのように上げればよいのでしょうか?

上に挙げた二つの問題点の解決は必須であるとして、企業別労働組合の形を取っているうちはアメリカのように労働者側の民意が高まったとしても経済が成長しない限りは現実的に組織率向上は困難でしょう。

皆さんは日本の今後の労働組合に関してどのように考えますか?

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