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歴史を紐解き、本質を探る

みなさんこんにちは。宮本ゼミの仲間悠衣です。

宮本ゼミでは本ゼミに加え、少人数のサブゼミにも取り組んでいます。私が所属する「教養」サブゼミでは世界の幅広いテーマを扱っており、先日の本ゼミで「ユダヤ教とユダヤの歴史」について発表しました。

宗教と聞くと、どこか遠くの話、違う世界の話のような気がしませんか?日本人は無宗教であり、祖先を崇拝している、とよく耳にするでしょう。その一方で、私達は「お正月は神社や寺に、結婚式は教会で」という不思議な感覚を持っています。日本人にとって、宗教は生活や文化の一部として根付いているのです。

しかし国際的に見ると、私達はその宗教に対する知識が少なく、理解が不十分です。更に、宗教に関する話題は公共の場で取り扱いにくい話題ともされています。宮本ゼミのゴールである「グローバルで活躍する人材」になるためには、宗教を理解することが非常に重要です。私達の研究グループでは、宗教に賛成や反対、また肯定や否定では決してなく、宗教がどのように生まれ、発展し、人々の思想を形成してきたのかを分析しています。また、宗教が与える現代社会への影響も調査しており、知ること、またその事実を伝えることに価値があると考えています。

ユダヤ教は紀元前1000年頃に成立した世界宗教の祖です。三大宗教であるキリスト教とイスラム教の原点でもあり、宗教を理解する上で重要な歴史を持っています。また、ユダヤを政治的に利用してきた帝国や国家が存在し、その影響で世界のあらゆる場所に多くのユダヤ人がおり、大きな影響力を持っています。

そこで私達は、初回の研究テーマとして「ユダヤ」を選択し、思想と文化、歴史、日本人との繋がり、そして政治への関わりの四つの視点から追求しました。

ユダヤ教はヤハウェを唯一神とする一神教であり、自らは選ばれし民だとする選民思想を持っています。共通の国家や言語、また民族的組織を持たないことも大きな特徴であり、トーラー(律法)と呼ばれる教えを襷として独自のアイデンティティを受け継いできました。歴史的には長年に渡り、多くの迫害を受けてきた過去があります。ドイツのナチス政権のもとで難民となったユダヤ人を救ったのは、日本人の杉原千畝です。「日ユ同祖論」という都市伝説も囁かれるほど、日本人とユダヤ人は多くの共通点を持っています。政治的な観点からは、現在でも紛争が収まらない中東のパレスチナ問題に注目しました。歴史を紐解くことで、現代の国際問題の本質を追究することができました。

次回は、「日本人と宗教」をテーマに発表します。宗教と社会を結びつけ、多様化する社会で生きていくために私達が今考えなければいけないことを深く追求したいと思います。ゼミブログでもお伝え致しますので、ご期待下さい。

宮本ゼミのInstagramでも、いつでも質問をお待ちしております。最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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