閉じる

2022年度岩間ゼミ活動報告書

皆さんこんにちは。岩間ゼミ、Mです。

 岩間ゼミでは、毎年、年度内のゼミ活動をまとめた報告書を作成しています。先日、今年度分の報告書が完成しましたのでお知らせします。

 前半には、共同研究の論文を載せています。今年のテーマは「男らしさから勤勉革命を再考する」です。ヤン・ド・フリース著『勤勉革命』を題材にとり、“男らしさ”というジェンダー・イデオロギーが、家計の消費行動に影響を与えたかについて、19-20世紀前半までのイギリスを中心とした欧米を対象として研究しました。

 現在、ジェンダー平等の必要性が叫ばれており、SDGsでもジェンダー平等が目標に掲げられています。これを受けて、ジェンダーに高い関心を持たれる学生も多くいらっしゃると思います。しかし、ジェンダーについて正しく知り、考えるためには、今現在だけを見るのではなく、歴史をさかのぼり、そのルーツと背景、過程を学ぶ必要があるでしょう。仕事・消費とジェンダーの結びつきはいかなるものであったのか、今だけでなく、過去のことについて、日本だけでなく、異なる国・地域のことについて、興味がある方は是非お読みください。

 後半では、インドネシアフィールドワークの報告書を取りあげています。今年は、学生3名と教員1名が2年ぶりに現地に行ってきました。諸事情により私は行けていませんが、やはり実際に現地に行き、自分の目で見てみる、というのはとても良い経験になったそうです。

 最近だと、日本だけでなく海外にも目を向けろ、とよく言われますが、海外フィールドワークに行くことで、なぜそう言われるのか、何を思ってそう言っているのか、身を持って体感できると思います。またそれだけでなく、将来、実際に海外に飛び出すための勇気を得るきっかけになるかもしれませんね。来年以降もフィールドワークは実施されると思いますので、アジアで活躍する企業について知りたい方は必見です。

 以上、2022年度活動報告書のお知らせでした。

 報告書は経済経営学部の図書室、図書館本館で自由に閲覧することができます。ちなみに、今年度の表紙は桜色です。私が選びました。

DSC_1862
© 2024 経済経営学部 ゼミブログ - 東京都立大学