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プリンシパルを持つ

こんにちは!宮本ゼミ3期生の木村です。

宮本ゼミでは年に数回、ゲストスピーカーをお招きしています。今回のゼミでは国際公務員(プライバシー保護のため、名前と所属の掲載は控えさせていただきます)の方に特別にご講演をいただきました。

ゲストの方は学卒後、米国の大学院に留学され、世界的な投資銀行を経て現在は国際機関で途上国融資の仕事をされておられます。

ご講演では、ゲスト様のキャリアに関するお話から、国際公務員の視点で見たアジア経済、更には学生のキャリアプランニングまで、幅広いお話や助言をしていただきました。

今回は、その中でも特に印象に残った考え方を三つ、共有させていただきます。

一つ目は「具体的な答えが欲しいなら、具体的に行動すること」です。ゲスト様は、留学や新卒入社の際にはその類稀な行動力によってチャンスを掴んだと仰っていました。また、何かに悩んでいる時、それは間違いなく前進している状態だが、ネクストアクションとして具体的な行動をすることが大切だと仰っていました。

二つ目は「自分なりの プリンシパル ( 原理・原則 )を持つこと」です。日頃から文化や価値観の違う人を相手にするゲスト様だからこそのアドバイスでした。国際的なお仕事の中では、注意しないと相手方の同調圧力に負けてしまうことがあるそうです。そんな時に、自分の芯が強ければ対等に話し合いができるとのことでした。

三つ目は「自分もしくは日本が、世界でどれくらいのレベルなのかを意識すること」です。こちらも、世界で活躍されているゲスト様ならではの視点だと思いました。ゲストの方は、高校時代にスポーツで日本代表選手になったことがあり、その時に「世界における日本の順位」を実感したそうです。日本にいてはなかなか持てない視点ですが、グローバル化が進むいま、我々にも必要なものだと感じました。

「世界にインパクトを与える」をコンセプトとする宮本ゼミにとって、世界で活躍されているゲスト様からのお話はどれも刺激的で興味深いものでした。

講演中は、ゼミ生からも多くの質問があり、ゲストの方はその一つ一つに丁寧に答えてくださいました。なお、今回は宮本先生の基礎ゼミナールを受講している学部1年生も数人参加しており、積極的に質問を投げかけていました。

今回の講演を経て、ゼミ生一人ひとりが自分や世界について何らかの考えを巡らせていることと思います。ゲスト様、この度は、大変貴重なお話を本当に有難うございました。

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