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アクションを起そう―海洋プラスチック問題

こんにちは!宮本ゼミ2期生の須田洋紀です。

宮本ゼミでは、毎週、担当の者が興味を持った話題を紹介し、ゼミ生全員で議論しています。様々な議題があがり、毎回、深い学びの場となっています。

今回、私は海洋プラスチック問題について取り上げました。

私たちの生活に欠かせないプラスチックは、手軽で耐久性に富み、安価であり、幅広く使われています。

しかし、プラスチックの多くは使い捨てされており、環境中に流出したプラスチックのほとんどは海に行きつきます。毎年、海に流入するプラスチックの量は、世界で800万トン。これは、ジャンボジェット機で約5万機分にあたります。2050年には海洋プラスチックゴミの量が海にいる魚を上回ると予測されています。

5mm以下になったプラスチックは、マイクロプラスチックと呼ばれ、これらは、自然分解することはなく、数百年間以上もの間、自然界に残り続けます。

近年、マイクロプラスチックが魚や海鳥の体内から大量に見つかっており、また、食物連鎖を通じて私たちの体内にも蓄積しているのではないかと懸念されています。大量のプラスチックゴミは生態系に甚大な影響を与えており、今後ますます悪化していきます。

こうした問題を受け、日本では一昨年、「プラスチック資源循環戦略」がまとめられ、その具体策の一つとして義務化されたのが「レジ袋有料化」です。有料化によって、使い捨てプラスチックを抑制する狙いがあります。

しかし、新型コロナウイルスの感染流行が、プラスチック問題に思わぬ影響を与えています。

まず、使い捨てプラスチックのニーズの増加です。使用が急増したマスクの素材である不織布には、多くのプラスチックが使用されています。また、フェイスシールドや持ち帰り食品の包装など様々な場面で、むしろプラスチックの便利さが再認識されています。

ゼミでは、ごみ削減など「3R」の推進とあわせ、問題解決の糸口と期待されるバイオプラスチック素材の開発・普及をどのように進めていけばよいのかについて議論しました。

そこでは国が企業に対して補償金などのインセンティブを与える案やプラスチック製品がどれくらい環境に影響を与えるのかを「見える化」する案が出ました。

この問題は世界が協力して取り組むべきものです。今後、日本でも、世界でも、より積極的に議論され、対策していく必要があります。

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