東京ファイナンスフォーラム

Tokyo Finance Forum

第39回研究会

開催日:

2025年1月21日(火)16:00~17:15頃

会場:

丸の内永楽ビルディング18階 東京都立大学 丸の内サテライトキャンパス
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-4-1 (Zoomでも同時配信します)

講師:

市川 達夫 氏(898キャピタル代表)

タイトル:

複雑化した市場での金融政策正常化の影響と今後の注目点

概要Overview

本講演では、セルサイド・バイサイドでの25年以上の市場運用の経験を踏まえて、今後の金融市場における注目点や研究テーマについて議論する。まず、金融規制の強化や投資手法の高度化などによって複雑化した市場での副作用(ショック)を振り返る。その上で、金融市場における日本銀行の金融政策正常化の影響を考える。具体的には、アセットアロケーション、銀行勘定の金利リスク(IRRB)、保険会社ALM、各種ベーシスリスク、国債市場構造の変化と国債安定消化、マイナス金利モデルの修正対応など、幅広い視点において運用実務者にとっての収益向上の機会、リスク管理高度化の課題、そして学術界に研究の深掘りを期待したいテーマを紹介する。

講師ご略歴Profile for the Speaker

早稲田大学大学院理工学研究科修了後、モルガン・スタンレー証券会社に入社。債券ストラテジストとして、イールドカーブ分析やALMおよびポートフォリオ戦略の立案に従事。ABNアムロ証券会社やアールビーエス証券会社では、コア預金モデルの構築に携わり、多くの銀行にモデルを提供。2009年にモルガン・スタンレー証券会社に復帰後は、債券統括本部本部長や取締役を歴任。2016年にゆうちょ銀行に執行役員総合クオンツ室長として入社し、アセットアロケーションなど市場部門のあらゆる定量分析を担当。2025年から金融教育を軸にしたプロボノ活動に注力中。2012年東京都立大学にて博士号(経営学)取得、2017年より非常勤講師(「債券投資とALM」)を務める。

お申込み方法How to register

参加ご希望の方は1/17(金)までに事前登録をお願いします。
下記のいずれかの方法で「お名前・所属機関・電子メールアドレス・電子メールアドレス丸の内サテライトキャンパスにて参加される可能性の有無」をご連絡ください。
※参加費は無料です。

WEBからの登録
本ページにあります「REGISTER HERE」ボタンをクリックいただき、お申し込みフォームよりご登録ください。

電子メールでの登録
finance@tmu.ac.jpまで「お名前・所属機関・電子メールアドレス・電子メールアドレス丸の内サテライトキャンパスにて参加される可能性の有無」をご連絡ください。

開催日当日の午前中にご参加のために必要なURLを記載したメールをお送りします。

ご参加情報は、東京都立大学金融工学研究センター、講演者により共有され、当セミナーの円滑な運営のために利用します。

金融工学研究センター概要

Research Center for Quantitative Finance

イベント情報

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