第33回研究会

開催日：

2022年12月19日(月) 16:30～17:30

会場：

丸の内永楽ビルディング18階 東京都立大学 丸の内サテライトキャンパス
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-4-1　(Zoomでも同時配信します)

講師：

東出 卓朗 氏（auアセットマネジメント株式会社CIO）

タイトル：

産学連携の成功と失敗の分水嶺 ～金融教育・人財育成の展望と提案～

概要Overview

本講演では,「合意形成」という観点で整理した本邦における投資を巡る諸問題への処方箋として,「小学校・中学校・高校」「大学」「専門家(運用者と営業)」それぞれに対してより望ましいと考える金融教育・人財育成の在り方を提案する. 特に「専門家(運用者)に対する処方箋」に関するトピックでは,「ルールベースの運用商品組成」,「産学連携」のうえで「ジャッジメンタル・クオンツ・アカデミア」の３つ組人財育成の重要性を,下記論文などを交えながら説明する. また提案する金融教育・人財育成がWell Beingの形成にも繋がることを示す.

Keywords： 産学連携, 金融教育, 合意形成, 定義と仮定, オルタナティブデータ, Data Generating Process, Well Being

参考文献
[1] 東出卓朗, 浅井謙輔, 後藤順哉, 藤田岳彦. (2020). 初到達時間を用いたペアポートフォリオ最適化問題の新定式化. 日本応用数理学会論文誌, 30(3), 194-225.
[2] Higashide, T., Tanaka, K., Kinkyo, T., & Hamori, S. (2021). New Dataset for Forecasting Realized Volatility: Is the Tokyo Stock Exchange Co-Location Dataset Helpful for Expansion of the Heterogeneous Autoregressive Model in the Japanese Stock Market?. Journal of Risk and Financial Management, 14(5), 215.

講師ご略歴Profile for the Speaker

慶應義塾大学経済学部卒(3～4年次 米カリフォルニア大学留学), 一橋大学大学院国際企業戦略研究科修了, 中央大学大学院理工学研究科博士後期課程修了. 博士(工学), MBA(Finance). 2010年メガバンク入行後, 市場部門にて自己勘定取引およびブックランに従事. 2015年より大手運用会社にてジャッジメンタル及びクオンツファンドマネージャーとして勤務した後, 2021年よりauアセットマネジメントCIO 最高運用責任者. 兼職として一橋大学非常勤講師, 中央大学理工学研究科研究員, 外部講師. 現中央大学教授・一橋大学名誉教授でおられる数学者(数学オリンピック財団理事長)の下で研究をするため, 博士課程は一橋大学を出て中央大学へと進学し, 資産運用業務に従事しながら飛び級で博士号を拝受. 2022年度 日本応用数理学会論文賞(応用部門)受賞, 2017年 第18回 人工知能学会金融情報学研究会 優秀論文賞受賞.

お申込み方法How to register

参加ご希望の方は12/18(日)までに事前登録をお願いします。
下記のいずれかの方法で「お名前・所属機関・電子メールアドレス・電子メールアドレス丸の内サテライトキャンパスにて参加される可能性の有無」をご連絡ください。
※参加費は無料です。

WEBからの登録
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電子メールでの登録
finance@tmu.ac.jpまで「お名前・所属機関・電子メールアドレス・電子メールアドレス丸の内サテライトキャンパスにて参加される可能性の有無」をご連絡ください。

開催日当日の午前中にご参加のために必要なURLを記載したメールをお送りします。

ご参加情報は、東京都立大学金融工学研究センター、講演者により共有され、当セミナーの円滑な運営のために利用します。