第18回研究会

開催日：

2020年7月29日 (水)　18:30-20:00

会場：

Webinar形式（zoom）

講師：

宮本 幸一氏
（みずほ第一フィナンシャルテクノロジー株式会社）

タイトル：

量子コンピューティングの金融実務への応用

概要Overview

量子コンピュータとは、ミクロの世界を記述する物理学である量子力学の原理を用いた計算機であり、いくつかの計算タスクに対して、従来のコンピュータでは成し得ない高速化を実現すると期待されています。近年、量子コンピュータの開発は進展が目覚ましく、産業応用に向けた検討も始まっています。有望な応用先と見込まれているのが金融です、金融機関は、リスク計測等のために「大変な計算」を日々行っており、量子コンピュータによってこれが高速化されれば大きな恩恵が得られます。本講演では、「量子コンピュータとは」と言った導入から始まり、金融機関における「大変な計算」の概要と、それにどのようにして量子コンピュータが適用されうるかを説明します。特に、モンテカルロシミュレーションと呼ばれる計算にフォーカスします。

講師ご略歴Profile for the Speaker

2013年三菱UFJモルガン・スタンレー証券に入社。デリバティブ時価評価モデル（主に金利商品）の開発に携わる。2018年みずほ第一フィナンシャルテクノロジーに入社。信用スコアリングモデルの開発に従事するとともに、2019年より量子コンピューティングの金融実務への応用について研究している。

2013年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修了。博士（理学）。

お申込み方法How to register

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※参加費は無料です。

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