丸の内QFセミナー

Marunouchi QFseminar

第76回研究会

開催日:

2023年6月28日(水) 17:00-18:00

会場:

丸の内永楽ビルディング18階 東京都立大学 丸の内サテライトキャンパス
(Zoomでも同時配信します)

報告者:

桜井 悠司 氏(International Monetary Fund・Senior Financial Sector Expert)

タイトル:

暗号資産間の相関について: 共通ジャンプ・モデルとポートフォリオに基づく相関係数

概要Overview

本研究では主要な暗号資産が同時に下落するリスクをポートフォリオ・マネジメントの観点から分析する。そのために二つの統計的な道具を提案する。一つ目はポートフォリオ条件付き相関であり、これはLongin and Solnik (2001)、Ang and Chen(2002)、Kinlaw et al. (2021)で提案された超過相関やその亜種を拡張したものになっている。二つ目はComARJIS(Common AutoRegressive Jump Intensity Score)モデルという、ジャンプ強度が自己回帰する共通ジャンプ・モデルである。主要な発見は以下の通りである。第一に、暗号資産間の相関には非対称性があること。第二に、ComARJISモデルがその非対称性を説明するのに最も高い説明力を持つこと。最後に共通ジャンプの強度の変化とともに資産配分の構成がどう変化するかも議論したい。

講師ご略歴Profile for speakers

2005年東京大学教養学部基礎科学科数理科学分科卒業。2007年東京大学大学院数理情報学専攻修士課程修了。JPモルガン証券、みずほ第一フィナンシャル・テクノロジー、日本銀行金融研究所にて勤務の後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校アンダーソン経営大学院で博士号を取得。リッチモンド連邦準備銀行を経て、2022年7月より現職。

お申込み方法Registration

第76回研究会へ参加される方は必ず事前登録をお願いいたします。
参加登録の締切は6月27日(火)です。
下記のいずれかの方法で「お名前・所属機関・電子メールアドレス」をご連絡ください。
開催日当日の午前までにご参加のために必要なURLを記載したメールをお送りします。
※参加費は無料です。

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