第11回研究会
開催日:
2016年11月15日 (火) 16:30-17:30
会場:
丸の内永楽ビルディング18階 首都大学東京 丸の内サテライトキャンパス
報告者:
山中 卓 氏(日本銀行金融機構局)
タイトル:
企業の受注情報を用いた企業評価と貸出業務の高度化について
概要Abstract
企業の受注情報を用いた企業評価と貸出業務の高度化について
概要 : 金融機関が取引先企業の事業の実態を把握する際に有用であると考えられているにもかかわらず、これまで必ずしも十分に活用されてこなかった情報として受注情報がある。受注情報の活用が進んでこなかった一因として、その具体的な活用方法と活用の効果が必ずしも明確になっていないことが挙げられる。そのような背景の下、本発表では受注情報の金融における活用可能性、特に貸出業務における受注情報の具体的な活用方法について検討を行う。1つ目の活用方法して、POファイナンスを取り上げる。POファイナンスは受注情報を裏付けとした貸出手法であり、商流ファイナンスの一手法として知られている。2つ目の活用方法として、貸出先の信用リスク評価・モニタリングを取り上げる。受注は企業のキャッシュフローの源泉であり、逐次更新される受注情報に基づいて企業評価を行うことで、経営状況をタイムリーに反映した貸出先モニタリングが可能になる。
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