第109回研究会
開催日:
2026年4月8日(水) 16:00-17:30
会場:
丸の内永楽ビルディング18階 東京都立大学 丸の内サテライトキャンパス
(Zoomでも同時配信します)
報告者:
内田 交謹氏(早稲田大学大学院経営管理研究科(ビジネススクール)教授)
タイトル:
なぜ企業は取引時間終了後に決算発表を行うのか
概要Overview
本研究は、東京証券取引所が2024年11月に実施した取引時間延長(終了時刻を午後3時から3時30分に延長)を利用して、企業が意図的に取引終了後に決算を発表しているかを分析する。取引時間延長により、取引終了後の決算発表は約15%減少した。これは発表のタイミングが業務制約に影響されることを意味している。一方、取引時間延長前後のいずれにおいても、約40%の企業が取引終了直後に決算発表を行っており、これらの企業は意図的に取引終了後に決算発表を行っていると考えられる。分析の結果、株式ボラティリティの大きい企業は、取引時間延長前後の期間に一貫して取引終了後に決算発表を行う確率が高いことが明らかになった。逆に、持ち合い株主の持株比率(持ち合い比率)が高くなるほど、一貫して取引終了後に決算発表を行う確率は低くなる。株式ボラティリティと持ち合い比率は、企業がサンプル期間のすべての決算発表を取引終了後に行う確率にも有意な影響を与えている。最後に、時価簿価比率、特にミスバリュエーションの部分が大きい企業ほど、取引終了後に決算発表を行う確率が高くなることも示された。
講師ご略歴Profile for speakers
九州大学大学院博士課程修了。北九州市立大学准教授、九州大学教授を経て2024年4月より現職。コーポレート・ファイナンスおよびガバナンスに関する論文30篇以上を Journal of Financial and Quantitative Analysis、Journal of Banking and Finance、Journal of Corporate Finance 等の国際学術誌に掲載。主要著書は『コーポレート・ファイナンス 第三版』創成社(2021年)。日本ファイナンス学会会長、Asian Finance Association Vice President、日本経営財務研究学会副会長、経営財務研究編集委員長、Pacific-Basin Finance Journal Guest Editor、公認会計士試験委員等を歴任。九州大学名誉教授。
お申込み方法Registration
第109回研究会へ参加される方は必ず事前登録をお願いいたします。
丸の内サテライトキャンパスでの現地参加を希望される方の登録の締切は4月1日(水)です。
また、Zoomでのオンライン参加を希望される方の登録の締切は4月3日(金)です。
下記のいずれかの方法で「お名前・所属機関・電子メールアドレス・参加方法」をご連絡ください。
開催日当日の午前までにご参加のために必要なURLを記載したメールをお送りします。
※参加費は無料です。
WEBからの登録
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電子メールでの登録
finance●tmu.ac.jpまで「お名前・所属機関・電子メールアドレス・参加方法」をご連絡ください。
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ご参加情報は、東京都立大学金融工学研究センター、講演者により共有され、当セミナーの円滑な運営のために利用します。
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