東京ファイナンスフォーラム

Tokyo Finance Forum

第47回研究会

開催日:

2026年2月6日(金)16:00~17:30

会場:

丸の内永楽ビルディング18階 東京都立大学 丸の内サテライトキャンパス
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-4-1 (Zoomでも同時配信します)

講師:

田代 雄介 氏(三菱UFJトラスト投資工学研究所 主任研究員)
北島 貴一 氏(三菱UFJトラスト投資工学研究所 研究員)

タイトル:

「機械学習の進展にともなう金融データ解析の高度化に向けて」
「機関投資家によるエンゲージメント活動の効果検証」

プログラムProgram

16:00-16:45 田代 雄介 氏
「機械学習の進展にともなう金融データ解析の高度化に向けて」
近年、機械学習モデルの発展にともない、大規模言語モデルによる企業ドキュメントの解析など、金融に関する情報解析の技術は年々高度化が進んでいる。一方で、金融分野においては多種多様なデータが存在しており、それらを統合的かつ十分に活用できているとは言い難い。本発表では、データのさらなる価値創出に向けた研究として、時系列基盤モデルや生成モデルを用いた市場VaR (Value at Risk) 評価の検討、テキストデータと時系列データを組み合わせたマルチモーダル学習による企業業績予測といった最近の研究事例について紹介する。

16:45-17:30 北島 貴一 氏
「機関投資家によるエンゲージメント活動の効果検証」
機関投資家のスチュワードシップ活動の一環として行われる発行体との対話(エンゲージメント)は、フィデューシャリー・デューティーの観点から、近年その実効性への関心が高まっている。本報告では機関投資家の実際のエンゲージメント履歴データを用い、株式投資に伴うエンゲージメントの効果について、財務・ガバナンスへの効果に関する実証分析について報告する。各種の企業属性をコントロールした後でも、エンゲージメントの実施によって財務・ガバナンスについて一定の改善傾向が見られた。また付随する分析として、複数回のエンゲージメント実施の影響や、議決権行使基準の方針変更による効果についても概観する。

講師ご略歴Profile for the Speaker

田代 雄介 氏(三菱UFJトラスト投資工学研究所 主任研究員)
東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了後、2011年より現職。2019年から2021年まで、スタンフォード大学コンピュータサイエンス学科客員研究員。近年は金融領域への機械学習・AIの活用を中心に研究。

北島 貴一 氏(三菱UFJトラスト投資工学研究所 研究員)
一橋大学商学研究科修士課程修了後、2018年より現職。機関投資家の資産運用に関する定量分析業務に従事。一橋大学博士(経済学)。

お申込み方法How to register

第47回研究会へ参加される方は必ず事前登録をお願いいたします。
丸の内サテライトキャンパスでの現地参加を希望される方の登録の締切は2月2日(月)です。
また、Zoomでのオンライン参加を希望される方の登録の締切は2月4日(水)です。
下記のいずれかの方法で「お名前・所属機関・電子メールアドレス・電子メールアドレス丸の内サテライトキャンパスにて参加される可能性の有無」をご連絡ください。
※参加費は無料です。

WEBからの登録
本ページにあります「REGISTER HERE」ボタンをクリックいただき、お申し込みフォームよりご登録ください。

電子メールでの登録
finance@tmu.ac.jpまで「お名前・所属機関・電子メールアドレス・電子メールアドレス丸の内サテライトキャンパスにて参加される可能性の有無」をご連絡ください。

開催日当日の午前中にご参加のために必要なURLを記載したメールをお送りします。
丸の内サテライトキャンパスにて参加の場合には、定員になり次第締め切らせて頂く場合がございます。

ご参加情報は、東京都立大学金融工学研究センター、講演者により共有され、当セミナーの円滑な運営のために利用します。

金融工学研究センター概要

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