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第23回研究会
開催日:
2020年10月26日 (月) 18:30-19:30
会場:
Webinar形式(zoom)
講師:
桜井 悠司 氏(リッチモンド連邦準備銀行 シニア・ファイナンシャル・エコノミスト)
タイトル:
コロナ危機下での本邦企業の現金流出と株式ボラティリティの予測
概要Overview
コロナ危機開始直後には株式市場のボラティリティが上昇した。その説明として、ソーシャル・ディスタンシングの下で営業を縮小・停止した上場企業が固定費用の支払いのために現金を使い果たし(現金燃焼効果)、レバレッジを増加させたことが挙げられる。本発表では、まず、Engle and Siriwardane(2018)で提案された構造型GARCHモデルを拡張し、現金燃焼効果と株式ボラティリティの関係を明示的にモデル化する。次に拡張したモデルがV字型回復やW字型回復といったシナリオ分析にどのように活用できるかを解説する。さらに、本邦の上場外食企業のデータを対象にモデルのパラメータを推定し、現金燃焼効果が株式影響に関して与えた影響の大きさについて議論する。
講師ご略歴Profile for the Speaker
2005年東京大学教養学部基礎科学科数理科学分科卒業。2007年東京大学大学院数理情報学専攻修士課程修了。JPモルガン証券、みずほ第一フィナンシャル・テクノロジー、日本銀行金融研究所にて勤務の後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校アンダーソン経営大学院で博士号を取得。2016年8月からリッチモンド連邦準備銀行にてファイナンシャル・エコノミストとして勤務開始。2020年10月からシニア・ファイナンシャル・エコノミスト。
お申込み方法How to register
参加ご希望の方は10/25(日)までに事前登録をお願いします。
※参加費は無料です。
WEBからの登録
本ページにあります「REGISTER HERE」ボタンをクリックいただき、お申し込みフォームよりご登録ください。
電子メールでの登録
finance@tmu.ac.jpまで「お名前・所属機関・電子メールアドレス」をご連絡ください。
ご参加情報は、東京都立大学金融工学研究センター、講演者により共有され、当セミナーの円滑な運営のために利用します。