丸の内QFセミナー

Marunouchi QFseminar

第58回研究会

開催日:

2020年11月19日 (木) 18:30-19:30

会場:

Webinar形式(Zoom)

報告者:

桜井 悠司 氏(リッチモンド連邦準備銀行 シニア・ファイナンシャル・エコノミスト)

タイトル:

ソーシャル・ディスタンシングの影響を考慮した構造型の信用リスクモデル

概要Abstract

本報告では、パンデミック下での企業の信用リスクのモデル化を提案する。具体的には、通常のMerton (1974)の構造型信用リスクのモデルにおいて、ソーシャル・ディスタンシングが資産価格の変動に与える影響を明示的に取り入れる。ソーシャル・ディスタンシングは、感染者数が一定の値を超えると発動され、その値を下回ると解除されると仮定する。このモデルを実際の本邦外食企業にキャリブレーションし、公衆衛生と経済活動のトレード・オフがコロナ対応支援策や減配等によってどう影響されるかを議論する。また、このモデルに基づいて、コミットメント・ラインの便益を検討する。

講師ご略歴Profile for speakers

2005年東京大学教養学部基礎科学科数理科学分科卒業。2007年東京大学大学院数理情報学専攻修士課程修了。JPモルガン証券、みずほ第一フィナンシャル・テクノロジー、日本銀行金融研究所にて勤務の後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校アンダーソン経営大学院で博士号を取得。2016年8月からリッチモンド連邦準備銀行にてファイナンシャル・エコノミストとして勤務開始。2020年10月からシニア・ファイナンシャル・エコノミスト。

お申込み方法Registration

第58回研究会へ参加される方は必ず事前登録をお願いいたします。
参加登録の締切は11月18日(水)です。
下記のいずれかの方法で「お名前・所属機関・電子メールアドレス」をご連絡ください。
開催日の午前中までに参加のために必要なURLを記載したメールをお送りします。
※参加費は無料です。

WEBからの登録
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電子メールでの登録
finance●tmu.ac.jpまで「お名前・所属機関・電子メールアドレス」をご連絡ください。
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ご参加情報は、東京都立大学金融工学研究センター、講演者により共有され、当セミナーの円滑な運営のために利用します。 

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